◆大相撲九州場所5日目(14日、福岡国際センター)
2019年の名古屋場所で序ノ口デビューから歴代3位(1位は常幸龍の27連勝、2位は板井の26連勝)の24連勝を飾った東三段目11枚目・欧勝竜(鳴戸)が16連勝中だった東13枚・清水海(境川)を止めた。
清水海はデビューから序ノ口、序二段を連続優勝して注目を集めた。そんな期待の若手を倒しての3連勝。「相手が連勝中だったのはわかっていました。送り倒しですけど、勝てて良かったです」と振り返った。
欧勝竜もかっては紙面をにぎわした力士の一人だった。アマ時代には貴景勝と2勝2敗の五分の成績を残し、近大から角界入り。序ノ口、序二段、三段目を連続優勝。歴代3位の24連勝を記録した。その後は右肩と左膝のケガで三段目まで番付を落としてしまった。「心はまだ折れてません。ウチの部屋の欧勝馬関、欧勝海関に追いつくように、早く上(十両)に上がれるようにしたい」と気合いを入れていた。