レイカーズの八村塁は13日、米ロサンゼルスのクリプトドットコム・アリーナで開催されたグリズリーズ戦後の会見で、日本代表への思いを口にした。
八村は最初に「今回、こうやって、僕としてはあまり、言いたいことじゃないんですけど」と慎重に言葉を選んで切り出すと、「日本代表としても僕もずっとやってきてて、今まで思ってる中で、ちょっと日本代表のやり方というか、そういうところがあまり僕としてはうれしくないところがあって。日本代表としてやってる中で、チームもそうですし、僕もNBAでやってる中で、強化というか、子供たちのためとか、日本のバスケ強くしていくためにやっている感じが僕はあったんですけど、その日本代表の中で、その目的じゃなく、少し僕が思うに、お金の目的があるような気がするので。そういうところではやっぱりもうちょっと、僕もそういう話はしたんですけど」と語った。
また、トム・ホーバス監督の続投が決まり、“第二章”を迎えた日本代表の体制についても、思いを語り「あとコーチのことについても話したんですけど、コーチも、やっぱり日本代表にふさわしいコーチ、今まで僕ら日本代表の男子のトップのプレーヤーたちなので、男子のことを分かってる、プロとしてもやってた、プロとしてもコーチやったことがある、そういう人がコーチになってほしかった。そういうふうになってしまったのは、僕としても残念だと思ってますし、日本代表に話しての結果の、そういう彼らが決めたことなので。その中で、日本代表、子どもたちも見てるので、そういうところで僕もNBAで頑張って、日本のバスケが強くなるように頑張っていきたいなと思います」とコメントした。
この日は、河村勇輝がツーウェー契約を結ぶグリズリーズと対戦し、128―123で勝利。ホームでは開幕6連勝を飾り、通算7勝4敗とした。河村に出番はなく、日本人対決は実現せずも、八村は先発し、2桁19得点、7リバウンド、3アシストをマークし、勝利に貢献した。