西武からドラフト1位指名を受けた金沢・斎藤大翔内野手(17)が14日、「日本一の遊撃手になりたい」と力強く意気込んだ。
石川・金沢市内のホテルで契約金9000万円、年俸1000万円で仮契約(金額は推定)。チームでは12日に7年連続7度目のゴールデン・グラブを受賞し、侍ジャパンの遊撃手も務める源田壮亮という壁が立ちはだかるが、「将来的には源田選手を超えられるように。日本一の遊撃手になりたい」と目を輝かせた。
181センチ、76キロの恵まれた体格で、源田も担当した安達俊也アマスカウトが「地肩の強さは斎藤くんの方が上」と太鼓判を押す強肩を生かした高い守備力が魅力。「憧れの選手。握り替えの速さや守備率の高さがすごいし、エラーも少ない。あのレベルのショートを(間近で)見てみたい」と対面を心待ちにしているが、「肩の強さは(勝てる)自信がある。守備力とスピードを生かして少しでも早く戦力になれるように頑張っていきたい」といつかは超えるつもりだ。
プロ1年目の目標は、球団の高卒新人野手では1986年の清原和博氏以来39年ぶりとなる「新人王」を掲げた。「体作りをしっかりとして、1日でも早く1軍に上がって目標をかなえたい」と力強く意気込んだ。
「試合でもこんなに緊張したことない」と終始顔を紅潮させるなど初々しさも残る大型ルーキーが大きな一歩を踏み出した。