侍ジャパンの巨人・戸郷翔征投手(24)が14日、台北Dで行われる15、16日の1次リーグに先発する高橋宏と才木や、救援陣への“アシスト”へ意欲を示した。3月に巨人の親善試合で同球場を経験しており、「僕が伝えられることはいっぱいありますし。聞かれたりするんでね。『東京ドームみたいな感じですよ』と。みんなにはマウンドとかも伝えます」とうなずいた。
3月は中信ブラザーズを相手に3回2安打無失点、6奪三振。得意球のフォークも生きていた。「そんなに違和感はないと思います。土の感じも似ているので、結構良かった印象でした」と振り返る。すでに感触を聞いていた井端監督も「『投げやすかった』と言っていたので、そのへんは環境的には変わらないのかな」とプラスに捉えた。
自身は17日のキューバ戦(天母)、もしくは18日のドミニカ共和国戦(同)で先発する見込み。再び台湾で登板することに「うれしいですし、アメリカの応援とは違った音やダンスもすごくいいというか、独特の風習があると思う。そういうのもまた楽しめたら」と声を弾ませた。侍のエース格として臨んでいる今大会。グラウンド内外で世界一への役目を果たす。(田中 哲)