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今季限りで第一線退く上田桃子 最終戦切符ならず ツアー生活に一区切りへ…4オーバー暫定88位でホールアウト

スポーツ報知 2024年11月15日 15時43分

◆女子プロゴルフツアー 大王製紙エリエールレディス 第2日(15日、愛媛・エリエールGC松山=6575ヤード、パー71)

 今季限りで第一線を退くことを表明している、2007年賞金女王で通算17勝の上田桃子(ZOZO)は90位から出て、4バーディー、3ボギーの70で回り、通算4オーバーの暫定88位と予選通過圏外でホールアウトした。

 小祝さくら、川崎春花と2日間同組でプレーした上田は多くのギャラリーの視線を集めた。6番まではバーディーパットを放つものの、ショットがピンそばにつかずにパーを重ねた。7番で2・5メートルの初バーディーを奪うと「ナイスバーディー」の声援が飛び、小さく右拳を握った。

 後半に入り、10番でバーディー。11番パー5は3打目を1・5メートルにつけて連続バーディーを奪うと、拍手と歓声を浴び、ようやく表情が緩んだ。だが12、13番で連続ボギーを喫し、後退。17番パー5では2オンに成功し、多くのギャラリーから拍手が起きた。惜しくもイーグルとはならなかったものの、バーディーを奪い、笑みを浮かべた。最終18番のグリーン脇では競技を終えた原英莉花、脇元華、金田久美子、吉本ひかる、柏原明日架、阿部未悠、菅沼菜々、菊地絵理香ら多くの選手が上田のプレーを見守った。バーディーパットを強く打ち、3パットのボギーとしたが、最後は多くの拍手が送られた。

 上田は初日後、第2ラウンドに向け「バーディーを取ることだけを考えていきたい」と話していた。この日は最後まで懸命にプレーしたが、大きく巻き返すことはできず、今週8位以上が最低条件だった次週の最終戦メジャー、JLPGAツアー選手権リコー杯(21日開幕、宮崎)の出場権獲得はならなかった。

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