ソフトバンクの山川穂高内野手が15日、“消極的ダイエット”でシーズンオフもベスト体重を維持すると誓った。みずほペイペイに隣接する砂浜で、ダッシュや股割りなどのトレーニングを敢行。公称103キロの体重をどのようにコントロールするかを問われて、こう打ち明けた。
「(減量?)毎日、気分で変わる。毎年言ってますけどね。痩せようという心構え。痩せようと思っててちょうどキープになる。痩せようと思ってないと太っちゃう」
食べたいだけ食べれば体重増は免れない「アグー」(沖縄のブランド豚)の異名を持つ主砲。だが、現在の体重を維持できているからこそ、レギュラーシーズン全143試合とポストシーズン全9試合で4番を張り、本塁打と打点の2冠王のパフォーマンスも維持できていると語気を強めた。
「言うても、けがしてないですし。僕がこの体で思いっきり大けがしちゃったら、体重を落とさないといけないですけど。ある程度はできるんで。今、110キロぐらいなんですよ。大体107から110をウロウロしてれば(OK)。それ(減量)よりは、走るとか、腰回り、股関節回りを動かす方が大事」
日本シリーズ敗退翌日の4日から、みずほペイペイで“始動”して報道陣を驚かせたが、同日に「ほぼ毎日、焼肉を食ってます」と打ち明けて、さらに報道陣を驚かせた。そんな大砲は「サシの入った極上の霜降り肉もいいが、そろそろ赤身に切り替えてみてはどうか」と問われると、食い気味に“反論”した。
「いやダメです。好きなもの食べないとホームラン打てません。節制する人も多いと思いますけど、節制する人は、した先にある自分が好きな人でしょう。僕はそこまでいけない。そこは弱いですよ。僕、甘えまくり」
山川は山川らしく“アーチストボディー”を維持していく。