女性11人組「ME:I(ミーアイ)」が、大みそかの第75回NHK紅白歌合戦(後7時20分)への初出場が内定したことが15日、分かった。
Z世代から圧倒的支持を受ける期待のガールズグループが、デビュー1年目で大舞台への切符をつかみ取った。4月のデビューシングル「MIRAI」は、初週セールスが23万枚。8月リリースのセカンドシングル「Hi―Five」では約26万枚と数字を伸ばし、「Billboard JAPAN Hot100」で総合首位を獲得。各種SNS・ストリーミングでの再生回数は合計3億回を突破するなど、新人らしからぬ活躍を見せた。
男性11人組JO1やINIを輩出した日本最大規模のオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN」から誕生した3番目のグループ。初の女性グループオーディションを経て、昨年12月に結成された。グループ名には「新しい日本の世代を代表する“未来のアイドル”」の意味が込められている。現在はメンバーのTSUZUMI(17)が、適応障害の診断を受け、活動休止中。10人で活動を続けている。
韓国仕込みのキレキレなダンスや、キャッチーな曲が人気の要因。同局関係者は「韓流の女性アイドルが台頭する中、ME:Iは日本のガールズグループシーンに新しい風を吹き込んでくれた」と期待を寄せる。
また、10代の最新トレンドを専門に調査する「マイナビ ティーンズラボ」の今年上半期の「10代女子が選ぶトレンドランキング ヒト部門」「10代女子が選ぶ流行(はや)ったヒトランキング」で1位を獲得。低年齢層の視聴者を取り込みたい局側の思惑にも合致することから、ラブコールを送ったとみられる。