◆大相撲九州場所6日目(15日・福岡国際センター)
新大関・大の里(二所ノ関)が2敗目を喫した。幕内・若隆景(荒汐)の鋭い当たりを受けると、得意の右を差せずに引いた。呼び込むとなおも引いて押し出された。悔しさからか報道陣の問いかけに応じず、無言で会場を後にした。大の里が支度部屋で“無言”なのは異例だ。
秋場所も若隆景に初日からの連勝を11で止められた。今場所は4日目に敗れた幕内・阿炎(錣山)戦など先場所以上に得意な形にさせてもらえない。幕内後半戦の粂川審判長(元小結・琴稲妻)は「(2敗は)負け方が悪い。攻められた後が課題」と指摘。新大関に試練が訪れた。