右肘の手術から復帰を目指す巨人の育成右腕・花田侑樹投手が15日、術後初めてシート打撃に登板した。
ようやくたどり着いた場所で腕を振った。広島新庄高からドラフト7位で入団した3年目右腕は、昨年10月に右肘内側側副じん帯再建術(通称トミー・ジョン手術)を受けており、シート打撃のマウンドは約1年ぶり。育成野手の大城元や相沢らに投げ込んだ。直球は144キロを計測。「久しぶりに投げることができて良かった。感覚も悪くなく、意外と球速も出てた。順調にきている」と声を弾ませた。
ブルペンとは違い、打者相手の投球となれば、自然と力が入っていても不思議ではない。登板後の右肘の感覚や体の反応などを確認した上で進めていく。花田は「次もう1回、シートで投げて確認していきたい」と力を込めた。