巨人の高橋礼投手が15日、”アンダースロー会”を行っていたことを明かした。高橋礼が発起人となりDeNA・中川颯、西武・与座とサブマリン3投手による食事会を14日に開催。焼き肉を食べながら約4時間、野球談議に花を咲かせた。「ずっと野球の話をしていた。どう力を伝えてるか、ボールにどういう圧力をかけているかとか、投球フォームの話が多かった。左打者にはスライダーが大事になるのでどういうイメージで投げているとかも話した」と貴重な時間を過ごした。
今季は開幕ローテ入りし4月に2勝を挙げたが、中盤戦以降に失速。11登板で2勝2敗、防御率3・66でシーズンを終えた。「空振りを取れなくて後半はしんどかった」という課題を踏まえて、現在は練習を重ねている。
改良している球種の一つがスライダー。同じ下手投げで同球種を得意する中川颯の考え方などは貴重な材料になる。「中川くんがスライダーをどういうイメージで投げるか、回転軸やボールの握りなど、サンプルとしてあると自分にプラスだと思う」と探究心を口にした。
12月は定期的にサブマリン3人で練習する予定。「主観でいいのでイメージや感覚を伝え合えたら」。球界でも希少なアンダスローという共通項を持つ投手同士で意見交換し、向上を図っていく。
今季15勝を挙げた菅野が海外FA権を行使し、メジャー挑戦を目指しており、穴を埋めることがチームの重要課題。その一人として期待がかかる。「今季は先発で年間通して投げる難しさを改めて感じた。しっかり準備していきたい」と決意をにじませた。