◆2026年北中米W杯アジア最終予選 第5戦 インドネシア0―4日本(15日、インドネシア・ジャカルタ)
日本はインドネシアに4―0で大勝し、最終予選4勝1分けとして首位ターンを決めた。得点はオウンゴール、南野拓実、守田英正、菅原由勢。
* * *
インドネシアを率いる韓国出身の申台龍(シン・テヨン)監督は「もし我々の最初の決定機が決まっていたら、結果は変わっていたかもしれない」と悔いた。
前半9分、日本はラフなロングボールに対し、DF板倉が目測を誤って相手FWに独走を許した。しかしジリジリと間合いを詰めたGK鈴木彩艶がシュートをブロック。1対1の決定機を防いだ。
約6万人の大声援もあり、序盤から鋭い速攻で日本を苦しめていたインドネシアだが、この決定機を逸した場面を機に、次第にトーンダウン。前半35分にオウンゴールから失点すると、その5分後にも右サイドを崩されて追加点を献上。後半の立ち上がりにミスから失点した際は、申監督は頭を抱えて失点を悔やんだ。
インドネシアは未勝利で最下位での折り返しとなったが、引き分けが3つあるため勝ち点は3ポイント。グループ1、2位でのW杯出場権獲得は厳しくなったが、3、4位で進むプレーオフ出場の可能性は十分に残されている。指揮官は「3位、4位に入れることを望んでいる。もちろん誰も保証はできないが、監督としてトライし続けたい」と語った。