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「大変な一日だった」松山英樹、ショット乱調、雨とも闘い7差3位後退…逆転Vへ「自分の完璧なゴルフをしないと」

スポーツ報知 2024年11月17日 6時45分

◆男子プロゴルフツアー ダンロップフェニックス 第3日(16日、宮崎・フェニックスCC=7042ヤード、パー71)

 4打差2位で出た2014年大会覇者の松山英樹(32)=LEXUS=は4バーディー、1ボギーの68で回り通算13アンダーで、トップと7打差の3位に後退した。大会最大差逆転優勝は1984年のスコット・シンプソン(米国)の7打差。同じ「7差」を追い、8年ぶりの日本ツアー優勝を目指す。米下部ツアー3勝のマックス・マクグリービー(米国)が65と伸ばし、20アンダーで単独首位を守った。

 最終日につながるバーディー締めだった。松山は下りの2メートル半を決めきり、雨空の下で息をついた。「大変な一日だった」と振り返ったムービングデー。「(トップの)マックスが伸ばしていたので、早めに何かきっかけをつかんで5打差ぐらいまで詰められればなと思っていたけど、なかなか思うようにいかなかった。差は開いてしまったけど、あしたいいプレーをしたい」と気持ちを切り替えた。

 ショットが乱調だった前半、粘り強くパーセーブを続けた。7番パー5では、ドライバーショットが右林の深い場所へ。セカンド地点に到達した松山は、右隣の5番のフェアウェーに出す“迂回(うかい)ルート”を選択した。林越えの第3打はピンまで156ヤード。9番アイアンでグリーン右手前まで運び、2メートル半を沈めるスーパーパーだった。

 差は7打に開いたが、米ツアー9勝目を挙げた今年2月のジェネシス招待では最終日を6打差7位からスタートして逆転し、最終的に2位に3打差をつけている。「60台前半のスコアを出さないとチャンスはないと思うので、そこに照準を合わせて頑張りたい。しっかりと、自分の完璧なゴルフをしないといけない」。この日もホールアウト後に練習場に向かい、雨に打たれながら球を打ち続けた。(高木 恵)

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