中日の後藤駿太外野手が17日、名古屋市内の選手寮「昇竜館」で契約更改交渉に臨み、200万円減の年俸1900万円でサインした(金額は推定)。
14年目の今季は、29試合の出場で打率1割2分5厘。スタメン出場は4試合にとどまった。それでも、ファームでは51試合で打率3割1分3厘、2本塁打、18打点をマーク。若手と競いながら、スタメンに名を連ね、フル出場してきた。2軍生活が続く中でも「30歳を超えて、1年間フルで出るための体作りをしてきても、なかなか(フル出場が)できなかった。今年は、体的にも全然、まだまだいけると思った」と自信を口にした。
オフは、地元の群馬・前橋での“単独自主トレ”を計画している。「サポートしてくれる人が多いし、あと何年(野球を)やれるか分からないって時に、僕が本気で次のシーズンに向けて動いてる姿を、地元の中高生やいろんな方に見てもらいたい。それがモチベーションにもなる」と地元を選んだ。
野球人口の減少に驚き、小・中学生を対象とした軟式野球のクラブチーム「S.Y.C」(呼称:エスワイシー)の支援を行っている後藤。グラウンドの手配等の状況次第ではあるが、一般公開も検討している。
15年目の来季へ向けて、「野球をできる喜びを感じながら、チームのために、井上新監督のためにも、優勝を目指して全力でやっていきたい」と力を込めた。