今季限りで現役引退した井上晴哉内野手の引退セレモニーが17日、ファン感謝デーが行われたZOZOで行われた。プロレスラーのアジャコングに似ていることから「アジャ」の愛称で親しまれた通算76発の大砲は「マリーンズに入り、ここで終われること、幸せに思います。僕はマリーンズが大好きです。本当に悔いはありません!」と、涙ながらに感謝を述べた。
11年間のプロ野球人生を振り返る映像がビジョンに映し出され、ここまでを回顧。巨人の小林誠司捕手や、プロレスラーのアジャコングらからも惜別のビデオメッセージが届いた。
▼井上のセレモニーあいさつ全文は以下の通り。
「11年間、お世話になったこの球場、このユニホームに、お別れをするときが来ました。みなさんの熱いご声援に応えるために、いっぱい練習し、なんとか結果で見せれるように毎日の試合、気持ちを入れて熱い気持ちでやってきましたが、みなさんの声援に応えることが自分の中で厳しいと判断し、引退します。これまで、たくさんの恩人に、たくさんの言葉をいただき、経験して、学んで来れました。今後はその経験と、学んだことを伝えて、行きたいと思います。振り返ると、この11年間、1、2軍をいったりきたりと、いろんな経験をし、2018年からやっと出られるようになり、自分の持っているものを出すことができました。常にファーストで出ている僕の後ろで、後輩である中村奨吾が、いつも厳しい言葉をくれていたので、ここまでできたのかなとおもいます。中村はいま(選手)会長として、チーム全体を見ていますが、彼にも、これからもっと、頑張って欲しいと思います。最後になりますが、カープファンである僕はマリーンズに入り、ここで終われること、幸せに思います。僕はマリーンズが大好きです。本当に悔いはありません!今日で引退します。みなさんありがとうございました」