◆プロレスリング・ノア「齋藤彰俊引退記念大会 Deathtiny」(17日、名古屋・ドルフィンズアリーナ)観衆1788
プロレスリング・ノアは17日、名古屋市のドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)で「齋藤彰俊引退記念大会 Deathtiny」を開催した。
メインイベントのGHCヘビー級選手権試合で王者・清宮海斗が挑戦者・杉浦貴と6度目の防衛戦。この日で引退した齋藤彰俊の中京高校(現・中京大学付属中京)時代の後輩となる杉浦は、強烈な攻めを王者に繰り出しベルト奪還に執念を見せた。
しかし、王者は驚異的な粘りで跳ね返し、最後は30分02秒、変型シャイニングウィザードで勝利しV6に成功した。試合後、マイクを持った清宮は杉浦へ「これからは清宮海斗と若い力に任せてください」とメッセージを送った。
続けて自らが率いる「ALL REBELLION」の拳王、アレハンドロ、カイ・フジムラ、欠場中の小澤大嗣をリングに上げた清宮は、この日で引退した齋藤彰俊へ「齋藤さん!安心してください。ノアには自分がいます。これからのノアは清宮海斗と若い力に任せてください」と言葉を贈った。
さらに「プロレスリング・ノアは歴史とともに新しい時代に進んでいきます!」と観客に語りかけると「ニュージェネレーション革命の始まりだ!ALL REBELLIONすべてはノアのために!」と絶叫したが、小沢が持った松葉づえで殴打。ここでヨシタツが率いる「T2000X」が乱入し小沢は「T2000X」のTシャツを身にまとい、まさかの裏切りにあった。
小澤は今年1月から海外武者修業。今秋にがい旋帰国も練習中に左足立方骨骨折を負い欠場していた。まさかの裏切りを敢行した小澤は「T2000X」のメンバーと共にバックステージに現れ「お前のことがず~~っと嫌いだったんだよ」と清宮を罵倒。さらに「俺は見てきたぞ!お前のせいで何人、何十人と練習生、ノアの選手たちがやめていったのか」と暴露。続けて道場で「俺もお前の被害者。無理やり投げられてあばらヒビいったこともあった」など理不尽なしごきにあったことを言及した。
今回の襲撃で傷ついた清宮に「どうせお前、家に帰ったら同せいしている彼女になぐさめてもらうんだろ?」と私生活まで暴露した。次から次へとファンが清宮の知られざるブラックな部分を暴露した男は「お前をトップの座から引きずりおろす。だから1月1日、日本武道館。俺と闘え」と要求した。
暴露男からの理不尽要求に清宮は「GHC…あんなヤツにベルトに挑戦する価値があるんですか?」と拒否。一方で「シングルだったらやってやります。いつでもやってやります」と一騎打ちを受諾した。
◆11・17名古屋大会全成績
▼メインイベント・GHCヘビー級選手権試合
○王者・清宮海斗(30分02秒、変型シャイニングウィザード→体固め)挑戦者・杉浦貴●
▼齋藤彰俊引退試合「Akitoshi Saito Ridge Road Final」シングルマッチ
○丸藤正道(15分09秒、ランニングエルボー→片エビ固め)齋藤彰俊●
▼GHCジュニアヘビー級選手権試合
○王者・ダガ(16分50秒、ディアブロウイングス→エビ固め)挑戦者・ドラゴン・ベイン●
▼GHCジュニアヘビー級タッグ選手権試合>
王者組・○HAYATA、YO―HEY(13分07秒、403インパクト→体固め)挑戦者組・タダスケ、菊池悠斗●
▼第5試合・タッグマッチ
○マサ北宮、近藤修司(9分25秒、サイトースープレックス)征矢学●、藤田和之
▼第4試合・シングルマッチ
○佐々木憂流迦(9分40秒、バックドロップホールド)ジャック・モリス●
▼第3試合・6人タッグマッチ
○潮崎豪、小峠篤司、大原はじめ(7分48秒、豪腕ラリアット→体固め)拳王、アレハンドロ●、カイ・フジムラ
▼第2試合・8人タッグマッチ
アンソニー・グリーン、LJ・クリアリー、○Eita、晴斗希(5分28秒、Numero Uno)モハメド ヨネ、谷口周平●、AMAKUSA、熊野準
▼第1試合・6人タッグマッチ
○イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.、ガレノ・デル・マル、アルファ・ウルフ(7分05秒、BTボム→エビ固め)宮脇純太、大和田侑●、小田嶋大樹