◆第４４回ジャパンＣ・Ｇ１（１１月２４日、東京競馬場・芝２４００メートル）
昨年の皐月賞の勝ち馬で、前走の天皇賞・秋で７着だったソールオリエンス（牡４歳、美浦・手塚貴久厩舎、父キタサンブラック）は、上昇ムードで巻き返しを狙う。宝塚記念（２着）以来だった前走は、中団から直線は馬群をさばいて伸び切れなかったが、久々を叩いた効果はありそうだ。手塚調教師は「Ｇ１を使ってどうかなと思っていたけど、思ったより上積みがありそうです」と、気配の良さにうなずく。
美浦・Ｗコースでの１週前追い切りは、僚馬を大きく追走する形から、６ハロン８０秒４―１１秒３を馬なりでマークして約１馬身先着と余裕のある動きで上々だった。指揮官は「思ったより時計が出ていたし、上積みはあります。軽やかさがあったしね」と歯切れがいい。持ち前の決め手を生かせる展開になれば、侮れない雰囲気だ。