巨人の育成、木下幹也投手が19日、都内の球団事務所で契約更改に臨み、50万円増の年俸450万円(金額は推定)でサインした。
4年目の今季は、ウエスタン・リーグの「くふうハヤテベンチャーズ静岡」に7月から約2か月間派遣。ウエスタンでは8登板(7先発)で2勝2敗、防御率1・29。9月11日・広島戦(由宇)では94球、6安打で“マダックス”(100球未満の完封)を達成した。2軍公式戦で先発経験を積んだ1年を「ハヤテですごくいい経験ができた。来季につながるいいシーズンだった」と振り返った。
ハヤテでは、巨人・菅野の握りを参考にしたというワンシームを本格的に取り入れ、投球の幅を大きく広げた。5年目となる来季へ向けて「ハヤテに派遣といういい機会をもらえたからこそ、結果で恩返ししないといけない。来年は死に物狂いで支配下をとって、1軍で投げられるように頑張りたい」と意気込んだ。