◆大相撲 ▽九州場所10日目(19日・福岡国際センター)
東前頭6枚目・隆の勝(常盤山)が、東前頭15枚目・阿武剋(阿武松)を下して9勝目を挙げた。立ち合い、右のど輪で相手を起こすと、瞬時の引きではたき込んだ。「相手が差しにくるのか、前まわしにくるのか悩んだが、頭に入れていてよかった」と、笑顔で振り返った。
トップタイの1敗を守り、優勝の争いの先頭を走る。7月の名古屋場所では横綱・照ノ富士(伊勢ケ浜)との優勝決定戦を演じ、優勝争いを経験。終盤はさらにプレッシャーのかかる取組が続くが「いつもと気持ちの持ち方も違う。落ち着いているなと改めて感じている」と冷静な口調で語った。
11日目は新大関・大の里(二所ノ関)と対戦する。「思い切りいくしかないので、自分の最大限を出し切れればいいと思う。プレッシャーよりわくわくの方が多い」と意気込んだ。