◆大相撲九州場所10日目(19日・福岡国際センター)
新大関・大の里(二所ノ関)が3敗目を喫した。立ち合いで関脇・大栄翔(追手風)に得意の右をねじ込めず、もろ差しを許した。組み合った状態から右上手を離して左突き落としを試みるも寄り切られた。過去4戦全勝のお得意様に屈し、「もう1回集中して頑張る」と唇をかんだ。
首位の大関・琴桜(佐渡ケ嶽)らとの差は2に開いた。八角理事長(元横綱・北勝海)が「内容は悪くない。開き直っていけるんじゃない」と奮起に期待。大の里は「明日からまた、5日間が大事」と気合を入れ直していた。