◆第55回記念明治神宮野球大会▽高校の部1回戦 聖光学院0―10東洋大姫路(5回コールド、20日・神宮)
東北王者として臨んだ聖光学院(福島)が近畿大会優勝の東洋大姫路(兵庫)に0―10の5回コールドで初戦敗退した。背番号10の先発左腕・大嶋哲平(2年)が1回に先制3ランを被弾。2回にも2死から3点を奪われ、序盤で大量リードを許す苦しい展開となった。その後も失点を重ね、最後は3番手の背番号1・管野蓮(2年)が0―9の5回1死三塁から“サヨナラタイムリー”を浴びた。打線はわずか2安打に封じられ、二塁すら踏めなかった。
斎藤智也監督は「守備からリズムをつくるチームが守備から崩れていったのは残念。あっという間に終わってしまった」と、2失策や球際の弱さ、四球後に適時打を許すなど優勝した東北大会ではなかった“自滅”を悔やんだ。それでも「力不足をしっかり受け止めて、この冬に力を蓄えたい」と、出場確実な来春のセンバツ高校野球(来年3月18日から13日間、甲子園)で成長した姿を見せると意気込みを語った。