巨人の松井颯投手が20日、台湾で行われる2024アジア・ウィンターリーグ・ベースボール・リーグ(23日開幕)に参加するため、羽田空港発の航空機で台湾へ出発した。
明星大から育成1位で入団したルーキーイヤーの昨季は、5月に支配下登録され1軍初登板初先発でプロ初勝利。さらなる活躍を思い描いた今季は開幕1軍入りも、わずか2登板で防御率13・50。ファーム合流後の4月に腰を痛めた影響でコンディションを崩し、3軍落ちも経験した。「今シーズンは腰のコンディションを落としてからは状態が上がりきらなかった」と苦々しく振り返る。
シンカーやスライダーなどを武器にする右腕は、23日から開幕する同リーグで直球の精度向上を目標に掲げる。「台湾では強い真っすぐをしっかりアウトローに精度良く投げることをテーマにやっていきたい」。異国で腕を磨き、来季の逆襲につなげる。