オリックス・東晃平投手が大阪・舞洲の球団施設で契約交渉に臨み、現状維持の年俸2400万円でサインした。今季は10試合で3勝4敗、防御率2・61だったが、今年4月4日の西武戦(ベルーナD)で1942年の巨人・藤本(10連勝)以来、82年ぶり2人目となるデビューから先発だけで無傷の8連勝を達成。「マイナスの覚悟もしていたんですけど、現状維持と言われて、うれしかったです」と「期待料込み」の評価に感謝した。
この日は4学年上で、同じ兵庫県出身の一般女性と結婚していたことも公表。「結婚もしたので、より一層頑張らないといけない気持ちは強いです。ケガなく1年間、ローテーションを守ることが一番の目標になる」と先発の柱になる覚悟も示した。
プロ9年目で自己最少の7試合にとどまった大城滉二内野手は、来季が2年契約の最終年。現状維持の4000万円でサインした。来年7月には故郷・沖縄で西武戦が開催。今年5月のロッテ戦(那覇)は故障で出場できなかっただけに「中嶋監督からは『練習だけしにきていいよ』と連絡が来たんですけど、試合に出場したい気持ちがあってお断りした。やっぱり沖縄の試合で、地元の友達や親戚に僕のプレーしている姿をみせたい。100試合、レギュラーを目指していきたい」と「2度目の正直」を誓った。