オリックス・大里昂生内野手が大阪・舞洲の球団施設で契約交渉に臨み、1100万円増の年俸1600万円でサインした。育成から支配下登録2年目だった今季は、7月から急成長。主に1番で51試合に出場し、2本塁打と小力も発揮した。8月12日のロッテ戦(ZOZOマリン)では左翼ポール直撃弾を放ち、ホームラン賞の「トッポ1年分」(1000個)を獲得。「まだ家に段ボール2箱分ぐらいあります」と笑い「数字で言えば80~100試合。(打順は)1番が好きだった。常に塁にいるな、と思ってもらえるような選手を目指したい」とレギュラー獲得を誓った。
野口智哉内野手は500万円減の年俸2000万円でサイン。3年目の今季は自己最少となる12試合で打率1割1分1厘と苦しんだ。来年1月は宮古島に場所を移し、2年連続で森友哉捕手の自主トレに参加する予定。遊撃を中心に二塁や外野もこなすだけに「森さんは強く振ることだけじゃなくて、トレーニングも重点的にやっている。全部を吸収していきたい。打てば試合に出られるし、試合に出られるなら(守備位置は)どこでも。レギュラーを取りにいくという気持ちでやる」と決意を固めた。
自己最多の54試合で2本塁打を放った4年目・来田涼斗外野手も840万円増の年俸1600万円でサインした。3年連続で球団OBの吉田正尚外野手(Rソックス)と自主トレを行ってきたが、今オフは師匠の右肩手術によって単独自主トレを予定。「正尚さんとやってきたトレーニングや練習方法は、取り入れていこうかなと思っている。レギュラーを取る上で守備走塁は一番大事だし、絶対に底上げをしないといけない」と総合力を高め、外野の一角に食い込むつもりだ。