西武は20日、日本ハムから戦力外通告を受けた黒木優太投手と育成選手契約を結んだと発表した。背番号は136に決まった。黒木は球団を通して「育成契約ですが期待していると言っていただき、とてもうれしいです。ライオンズの一員として1日でも早く支配下選手になれるよう頑張ります。バランスの良い投球が持ち味なので、しっかりアピールしていきます」とコメントを寄せた。
黒木は立正大から2016年のドラフト2位でオリックス入り。右腕からの最速156キロの速球、多彩な変化球を武器に17年は55試合に登板して6勝3敗2セーブ、25ホールドを記録。先発転向を目指した19年に右肘のトミー・ジョン手術を受けるなどして回復したが、昨年オフにトレードで日本ハムへ移籍。今季は2試合の登板に終わり戦力外通告を受けながらも、ブルペンの強化を目指す西武は状態が万全になれば戦力になると判断して調査を進めていた。
広池浩司球団本部副本部長は「けがをしていた時期もありますが、コンディションが整えばリリーフとして活躍できる能力がある選手です。力強いストレート、縦割りのカーブなどが特徴で、空振りがとれるフォークどれも素晴らしい球を持っています。立正大時代から評価していた選手の1人で注目していました。まずはコンディションを整えて、早く1軍の戦力になって欲しいと思います」期待を寄せた。