◆プロボクシング ▽WBA、WBC、IBF、WBO世界スーパーバンタム級(55・3キロ以下)統一戦12回戦 統一王者・井上尚弥―サム・グッドマン▽WBO世界バンタム級(53・5キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・武居由樹―ユッタポン・トンデイ▽東洋太平洋、WBOアジアパシフィック(P)ウエルター級(66・6キロ以下)統一戦12回戦 統一王者・佐々木尽―坂井祥紀(12月24日、東京・有明アリーナ)
スーパーバンタム級の世界4団体統一王者・井上尚弥(大橋)―IBF、WBO同級1位サム・グッドマン(オーストラリア)、WBO世界バンタム級王者・武居由樹(大橋)―同級10位ユッタポン・トンデイ(タイ)のダブル世界戦のアンダーカードに出場する8選手が20日、東京ドームシティ内で記者会見に臨んだ。
東洋太平洋&WBOアジアパシフィック(P)ウエルター級王者・佐々木尽(八王子中屋)は元日本王者で東洋太平洋2位・坂井祥紀(横浜光)と対戦する。「坂井選手は一度もKO負けがないなど鉄壁のディフェンスですが、そういう選手をぶっ倒したい。僕の攻撃力でファンのみんなを熱い思いにして最高に盛り上げます」と意欲を見せた。10月20日から11月11日まで米国ラスベガスに渡り、現役世界王者を含む強豪たちとのスパーリングで腕を磨いた。「いい調整ができて、濃密な時間を過ごせた。日本でやる1年分の練習を3週間でやった気持ち」と手応えをつかんでいた。
一方の坂井は「佐々木選手はスピード、パワーとほとんどの面で自分を上回っているが、自分はキャリアと気持ちで上回れたらと思う。佐々木選手に勝つことモチベーションにして頑張りたい」と意欲を示した。
▽ライト級(契約体重60・0キロ以下)10回戦
奈良井翼(RK蒲田)「勝った方が世界に近づく。熱くなりすぎず、冷静に自分のボクシングをする」
渡辺海(ライオンズ)「自分は距離とパンチ力が強み。ロスでスパーリングを重ねてきた。毎日、奈良井選手のことを考えて練習している」
▽日本スーパーバンタム級タイトルマッチ10回戦
王者・下町俊貴(グリーンツダ)「世界ランキングは上がりつつあるので、しっかり、必死に戦って防衛したい」
平野岬(三松スポーツ)「なかなかないチャンスをもらえた。いろいろな引き出しを出せるよう調整していきたい」
▽WBOアジアPミニマム級(47・6キロ以下)タイトルマッチ12回戦
王者・小林豪己(真正)「この試合は世界へのアピールになる。すごい人がそろった中で、一番いい試合ができたら」
高田勇仁(ライオンズ)「世界に行くための第一歩。何が何でもとりたいベルト。チャレンジャーなので、前に出て攻める」
戦績は31歳の井上が28戦全勝(25KO)、26歳のグッドマンが19戦全勝(8KO)、28歳の武居が10戦全勝(8KO)、31歳のユッタポンは15戦全勝(9KO)、23歳の佐々木が18勝(17KO)1敗1分け、33歳の坂井が29勝(15KO)14敗3分け、24歳の奈良井が14勝(10KO)2敗、22歳の渡辺が13勝(7KO)1敗1分け、28歳の下町が19勝(12KO)1敗3分け、27歳の平野が11勝(4KO)1敗、25歳の小林が8勝(5KO)1敗、26歳の高田が15勝(6KO)8敗3分け。
試合はLeminoで無料生配信される。