1次Lで5連勝し、堂々のB組1位で東京Dに戻ってきた。雨中で4時間7分に及んだキューバ戦(天母)など、台湾での激闘を終えて19日に空路、東京へと移動した侍ジャパン。約2時間、選手と言葉を交わしながら練習を見守っていた井端監督だが、会見で米国戦について問われると、厳しい表情になった。
「スピードがある選手、パワーがある選手がバランスよくいる。こちらもミスがないようにするのが大事と思っています」。スピードがある選手が、1番のシンプソンだ。今季マイナー戦110試合で104盗塁を決めたリードオフマンは、今大会で6盗塁に成功。吉見投手コーチも「セーフティーとかもあるので、なるべく足を絡ませない状況にしたい」と警戒心を強めた。
先発マスクが有力な坂倉も、入念に準備して本番に臨む構え。今季の盗塁阻止率はセ・リーグ3位の3割8分5厘だが「日本の投手陣はクイックもけん制もしっかりできます。しっかりと対策をしてみんなで臨みたいと思います」とバッテリーで協力して、足攻を封じる決意だ。「優勝は当然目指していますし、あす(21日)の初戦は大事。いい準備をして臨みたい」と指揮官。チーム一丸となって、勝ちにいく。(阿見 俊輔)