時代劇や2時間ドラマなどの名バイプレーヤーとして多くの作品に出演し、数々の女性遍歴からプレーボーイとしても知られた俳優の火野正平(ひの・しょうへい、本名・二瓶康一=にへい・こういち)さんが14日に死去した。75歳。所属事務所が20日、公式ホームページで発表した。
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俳優の佐藤浩市(63)が、40年来の親交がある火野さんに惜別のメッセージを寄せた。
死去の翌15日に関係者を通じて訃報を受け、悲しみに暮れた。17日に自宅を弔問して「正平さんらしくない穏やかな顔が『浩市泣くなよ』と言っているようで、少し落ち着くことができた」と明かした。酒を酌み交わしたり、草野球で汗を流したことも。ある雑誌の取材で「男がほれる男」「色っぽいと思う男」として火野さんの名前を挙げたこともあった。2020年公開の映画「Fukushima 50」では、原発職員役で共演。良き先輩であり、相談相手だった火野さんに「正平さん、お休みなさい」と語りかけた。