アメリカンフットボールの関西学生1部リーグで6連覇中の関学大が20日、全日本大学選手権準々決勝・慶大戦(23日・神戸ユニバー)へ向け、西宮市内のグラウンドで練習を公開した。LBの永井励主将(4年)=関西大倉=は“守備再建”を宣言。「慶応さんはパスが強くて、ランも出されているチーム。ブロッキングをしっかり、僕が止めていければ」と意気込んだ。
10日のリーグ最終節・立命大戦(万博)では3タッチダウンを奪われ、14―24で敗戦。パス、ランとも圧倒された。今季初黒星を喫し、立命大と同率Vの2位扱いに。「もっと突き詰められる部分があった」と主将。7連覇が懸かる決勝・甲子園ボウルまで勝ち進めば、再戦の可能性もあるが「一戦一戦を勝ち抜くことにフォーカスしたい」と、まずは慶大打倒に集中する。
1年時から主力として出場する永井にとっても最後の大会。「悔いの残るシーズンにはしたくない。このチームを死ぬ気で引っ張る」と集大成の学生日本一を見据えた。(南部 俊太)