バスケットボール男子の2025年アジア杯予選は21日、日環アリーナ栃木で行われ、世界ランク21位の日本は、同108位のモンゴルと午後7時から対戦する。2024年パリ五輪まで率いたトム・ホーバス監督の続投が決定し、28年ロス五輪に向けた再スタートの重要な一戦となる。
五輪2大会に出場した最年長34歳・比江島慎(宇都宮)はモンゴル戦と24日のアウェー・グアム戦が自分にとって最後の代表戦になる可能性を示唆しており「ここで最後のつもり。五輪は不完全燃焼だったので払拭できるプレーができたら」と語る。
自身にとって国内最後の代表戦が、所属のホーム・宇都宮で行われることもあり、今回は主将に就任。20日の前日練習後には「積極的に声出すタイプじゃないが、自分なりにやりつつ、プレーで引っ張っていける部分は自分には出来ると思う。そこくらいですけど自分なりにやろうと思う」と意気込み。「理想は点を取りたい。でもチームの状況を見て。勝ちのためならなんでもしようと思っている」と語った。
トム・ホーバス監督は20日の前日練習後、比江島がこの2連戦で代表を最後にする考えを持っていることをについて言及。「まこ(比江島)とは長い間、一緒にやった。まこが決めたことなら、残念ですけど、まこをリスペクトする」と選手の考えを尊重することを強調し、「彼は今、すごい頑張っている。(比江島の)ホームのファンの前でいいバスケがやりたいと思う」とコメントした。
▽モンゴル戦の日本代表
比江島慎(宇都宮)
アレックス・カーク(琉球)
山崎稜(広島)
富樫勇樹(千葉J)
佐々木隆成(三遠)
大浦颯太(三遠)
吉井裕鷹(三遠)
川真田紘也(長崎)
井上宗一郎(越谷)
中村拓人(広島)
西田優大(三河)
山口颯斗(長崎)