スピードスケートのW杯第1戦は22日、長野市エムウェーブで開幕する。今季のW杯開幕を前に出場選手は21日、会場のリンクで最終調整を行った。女子の堀川桃香(富士急)は1500、3000メートル、団体追い抜き(チームパシュート)、マススタートの4種目に出場予定。「(前週の四大陸選手権から)体もいい感じに仕上がってはいると思う。個人種目では表彰台、パシュートでは優勝を目標にしたい」と抱負を掲げた。
今季は初戦の10月の全日本距離別選手権(長野市エムウェーブ)で2種目を制したものの、得意の3000メートルでは4分7秒67の2位で連覇を逃した。だが、四大陸選手権(青森・YSアリーナ八戸)は前半から攻めのレース展開を意識し、4分6秒91で優勝。「八戸ではすごいいいチャレンジができた。やっぱり攻めることが大切。しっかり攻めて、最後は自分の持ち味の粘るというところを発揮できたら」と意気込んだ。
また、団体追い抜きは今季初めて高木美帆(TOKIOインカラミ)、佐藤綾乃(ANA)、堀川のベストメンバーで臨むとみられる。戦術面への言及は避けたが、「昨年よりも力を入れて練習もしている。(来年3月の)世界距離別に向けてしっかりいいステップを踏んでいきたい」と誓った。