◆ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12 スーパーラウンド 日本―米国(21日・東京ドーム)
名古屋のバンテリンドーム、台湾で行われた1次リーグを5戦全勝で突破し、19年に続く大会2連覇へ向けて、順調に4強のスーパーラウンドに残った侍ジャパンが、スーパーラウンド初戦の米国戦を、東京ドームで迎えた。
メジャーリーガーが事実上出場できずに侍ジャパンは大谷、山本、ダルビッシュらが不在の国内組。米国も若手メジャーリーガーが中心でのチーム編成になった。それでも昨年3月のWBC以来となる日米対決。侍ジャパンにとってみればプレミア12の2連覇へ向けて絶対に倒したい米国戦だ。
今大会は初めてとなる東京ドーム開催での試合。午後7時3分の試合開始時点では外野席こそほぼ満席になっているとはいえ、内野席を中心に空席が目立つやや寂しい光景が広がった。昨年3月のWBCの1次ラウンド4試合、準々決勝は超満員だっただけに、WBC決勝以来の再戦だが、試合開始時から満員とはならなかった。
1回表は、先発の高橋宏(中日)が1次リーグ5試合で打率5割を超えていた1、2番コンビを封じるなど、3者連続三振の好発進。初回から最速158キロもマークした。1回裏は辰己(楽天)の安打などでメジャー通算90勝の44歳左腕・ヒルから1死一、二塁のチャンスを作ったが、森下(阪神)が三邪飛、栗原(ソフトバンク)が一ゴロに倒れて先取点は奪えなかった。