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【日本ハム】前本拠地・札幌ドームと“お別れ”へ 北海道移転後初めて25年はOP戦でも使用せず

スポーツ報知 2024年11月22日 5時0分

 日本ハムが来季、前本拠地の札幌ドーム(現・大和ハウスプレミストドーム)を主催試合で使用しないことが21日、分かった。既に25年レギュラーシーズンは主催試合を全てエスコンフィールドで実施すると発表されているが、オープン戦でも札幌Dを使わないことが新たに判明。北海道に本拠地を移転した04年以降では初めて、年間通じて一度も試合が行われないことが決まった。

 移転初年度から使用してきた同ドーム。23年に自前球場のエスコンが開業した後も、札幌市との契約は続いていたが、今年度で同球場を保有する市との契約が終了。今年は3月2、3日に阪神とのOP戦で試合が行われ、1年ぶりにチームも凱旋(がいせん)したがシーズンでは使われず、来季に向けて市並びにドーム側からも使用依頼がなかったことから決定に至った。

 球団は管理会社「札幌ドーム」へ年間約13億円の高額な使用料を支払っていた問題などで、本拠を北広島市に移転した背景がある。自前球場の保有によって重荷となっていた使用料はなくなり、エスコン開業初年度の昨季から収益構造は大幅に改善。札幌D時代にはできなかった球団と球場運営の一体化が実現した。新庄監督やダルビッシュ(パドレス)、大谷(ドジャース)らがプレーし、数々の歴史を生んだ札幌Dと20年目にして“お別れ”の時を迎える。

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