23日に天皇杯決勝・神戸戦(国立)を控えるJ1のG大阪は21日、大阪・吹田市内のグラウンドで練習を行った。チームを率いるダニエル・ポヤトス監督(46)は「新たな歴史を全員でクラブに刻む」と、必勝を宣言した。
優勝すればクラブ10冠目にして、外国人監督では初のタイトル獲得となる。就任2年目でつかんだ好機に「本当に名誉に感じる。タイトルはクラブ全員にとって大事で、常に上位争いをするチームづくりをする上でも助けになる」と、改めてこの一勝が持つ意味をかみ締めた。相手は現在J1の首位。「神戸のことは少しだけ考えて、私たちが積み重ねてきたことだけに集中して準備してきた。勝ち切ることに執着したい」と、泰然自若の姿勢で立ち向かう。
「一言で言えば『楽しむ』ということ。楽しむ、やり切るというところで神経質にならず、選手を助けていきたい」と指揮官。タクトに精魂を込め、チームを歓喜へ導く。(森口 登生)