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佐々木朗希投手の代理人がドジャース入り有力報道へ反論 

スポーツ報知 2024年11月22日 4時50分

 ポスティングシステムでの米球界移籍を目指すロッテの佐々木朗希投手が、ドジャース入り有力との報道があるのに関し同投手のワッサーマンのジョエル・ウルフ代理人は、それを強く否定した、と21日(日本時間22日)、情報サイトの「ジ・アスレチック」が伝えた。

 

 それによるとウルフ代理人は「私のことをもっとよく知っていて、私と多くのビジネスをしているはずの幹部たちが、私が何らかの不正な合意に加わっているとほのめかして私の誠実さを侮辱しているが、実際のところ、これはスポーツマンシップに欠ける行為だ」

 ドジャースと佐々木に関する憶測の多くは、ドジャースが2024年の国際ボーナスプールに最も多くの金額(約250万ドル=3億9000万円))を残していることに起因している。また、ドジャースの山本由伸投手と代理人契約を結んでいるという事実もある。

 マンフレッド・コミッショナーが今週、佐々木選手の移籍が2025年の契約期間まで延びる可能性が高いと示唆した。これは、国際移籍枠の残りによりドジャースが優位に立つという考えに水を差している。ベースボール・アメリカによると、2025年の契約期間が1月15日に始まると、ドジャースはジャイアンツと並んで、514万6200ドル(約8億円)で最小の移籍枠となる。(ドジャースは昨オフシーズンに大谷選手と契約した際に、ドラフト指名権2つと国際移籍枠100万ドルを放棄した)

 一方、レッズ、タイガース、マーリンズ、ツインズ、ブルワーズ、アスレチックス、マリナーズ、レイズはそれぞれ2025年の期間を755万5000ドル(約11億7000万円)のプールで開始する。佐々木が移籍する先としてよく推測されるもう1つのチーム、パドレスは、2025年の期間を626万ドル(約9億7000万円)のプールで開始する。

 理論上、755万5000ドルの資金を持つチームは、追加スペースの60%を完全に獲得できれば、最大で1200万ドル(約18億6000万円)強のボーナスを提供できる可能性がある。パドレスと同程度のチームであれば、1000万ドル強で上限に達する可能性がある。

 しかし、実際には、他のチームがこれほど多額の国際資金を獲得できる可能性は低い。リーグ中のチームは、国際フリーエージェント市場で10代の才能と前払い契約を交渉することを禁じるという想定上の規則を依然として無視している。ほとんどのクラブはすでに、2025年の資金の大部分をラテンアメリカの10代の有望選手との合意をとりつけている。

 ベースボール・アメリカのベン・バドラー記者は先週、マンフレッド氏が公にその可能性を示唆する前に、佐々木選手の契約が来年にまで延びる可能性の波及効果について総合的に考察した。バドラー記者の報告によると、ドジャースとパドレスは、リーグの他のほとんどのチームよりも2025年のプールからラテンアメリカでの契約に割く金額が少なく有利になるとも伝えている。

 今回の佐々木のMLB挑戦によって現行ルールが大きな曲がり角に来ていることを米メディアが伝えている。 

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