ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(32)が21日(日本時間22日)、全米野球記者協会(BBWAA)が選出するア・リーグの最優秀選手(MVP)を受賞した。ジャッジがMVPを受賞するのはア・リーグ史上最多62本塁打を放った22年以来2年ぶり2度目だ。全30票を受賞。満票での栄冠に「チームメート、コーチ陣に感謝している。オフの努力、シーズン中のアップダウンを乗り越えてだとりつくことができた」と感慨深そうだった。
ジャッジは今季、158試合に出場して58本塁打と144打点で2冠王。133四球、出塁率・458、長打率・701、OPS1・159、WAR10・8などもリーグトップの数字を残し、打率も3割2分2厘とキャリアハイだった。ポストシーズンでもリーグ優勝に貢献し、自身初めてワールドシリーズに出場。自身の不振や守備のミスもあってドジャースにワールドチャンピオンの座は譲ったが、充実のシーズンになった。
昨季までは同じア・リーグのエンゼルスに所属していた大谷翔平投手(30)とMVPを争っていたが、今季からナ・リーグのドジャースに移籍したことで、今後は当面、ジャッジと大谷が両リーグを引っ張って行く可能性が高いかもしれない。今後へ向けても「努力を続けなければならない。ジーターは毎日、毎試合自分の座を奪われると思って努力していた。誰かが常にその座を狙っているので努力して進化していかないといけない」と気を引き締め直していた。