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大谷翔平3度目MVP受賞 来季はサイ・ヤング&MVP「そうなれたら、もちろん最高」「さらに強く」

スポーツ報知 2024年11月22日 9時17分

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が21日(日本時間22日)、全米野球記者協会(BBWAA)が選出するナ・リーグの最優秀選手(MVP)を受賞した。ア・リーグはヤンキースで58本塁打&144打点で2冠王に輝いたアーロン・ジャッジ外野手(32)が満票での受賞となった。

 真美子夫人、愛犬のデコピンとともに出演したMLBネットワークの番組内では大谷は投手復帰予定の来季へMVPとサイ・ヤング賞のダブル受賞の期待をかけられると「そうなれたら、もちろん最高ですし。まずは復帰して、しっかりともう1度、さらに強くなったパフォーマンスっていうのを出して、自信を持ってマウンドに上がれるのがまず目標かなと思います」と決意を口にした。

 MVPを受賞するのはエンゼルス時代の21、23年に続いて2年連続3度目。3度の受賞は、7度受賞のバリー・ボンズに続いて、アレックス・ロドリゲス、アルバート・プホルス、マイク・トラウトらに並んで史上2位タイとなった。指名打者(DH)のみの出場での受賞は史上初。ア・リーグ、ナ・リーグの両リーグで受賞するのはフランク・ロビンソン(1961年レッズ、66年オリオールズ)以来2人目で、移籍してリーグを変えての2年連続受賞は史上初の快挙だ。

 今季の大谷は、54本塁打、130打点の2冠王。打率3割1分と59盗塁もリーグ2位で、最終戦まで3冠王を争う大活躍を見せた。史上6人目となる「40―40」(40本塁打&40盗塁)を8月23日に早々と達成すると、史上初の「50―50」も9月19日には達成した。日本人史上初となるトリプルスリー(3割、30本、30盗塁)も軽々クリア。さらには初めて出場したポストシーズンでは快進撃を見せてワールドシリーズ制覇にも貢献した。

 受賞発表前には盗塁が増えた要因については「(シーズン前に)目標の数字はなかった。盗塁は強化していることのひとつだったので増やしたいとは思っていた」と話し、6月途中から1番に定着したことについては「シーズン途中からリードオフになったので、あまり経験はないので、どの打順でも変わらずにアグレッシブに変わらず過ごしたいと思っていた」と振り返っていた。

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