今オフに阪神から戦力外通告を受け、DeNAに加入した岩田将貴投手が22日、横浜市内の球団事務所で入団会見を行い、チーム同様「下克上」を誓った。今季、チームは3位からクライマックスシリーズ、日本シリーズを勝ち上がって26年ぶりの日本一に輝いた。「チームが史上最大の下克上と言われていた。僕も戦力外からのスタートなので下克上できるように頑張りたい」と決意を新たにした。背番号は「68」で年俸は560万円(金額は推定)。
岩田は九産大から2020年育成ドラフト1位で阪神に入団。リリースポイントの低い変則左腕で、22年に支配下登録されたが、これまで1軍登板はなく、今季2軍で46試合に登板し、1勝2敗、防御率2・11の成績だった。
萩原チーム統括本部長は起用法について「左投手が全般的に数が少ない。多くの獲得選手が1軍で活躍することを達成してくれているので、期待している」と説明。岩田も「契約をさせていただいてホッとしているし、ベイスターズさんのために必死で腕を振りたい」と意気込んだ。
横浜を訪れるのはこの日が初めて。「さっき横浜スタジアムを見たときは写真を撮っちゃったり。大きくてすごくきれいなスタジアムだったので、早くプレーしたい」と大勢のファンの前での登板を夢見た。