巨人の田中千晴投手が22日、大手町の球団事務所で契約更改を行い、380万円減の1520万円の年俸円でサインした。(金額は推定)「今年は全然チームに貢献できなかった。今年僕は同じタイプのピッチャーの中でうもれてしまったので、その中でまた来年突き抜けて結果出せるように頑張りますと伝えました」と意気込んだ。
田中は国学院大から22年ドラフト3位で巨人に入団。ルーキーイヤーの昨季はプロ初勝利を挙げるなど30試合に登板した。今季は1軍では3登板のみに終わったが、防御率0.00をマーク。8月1日の登板から今季終了まで1軍戦とイースタン・リーグの登板を合わせて15試合連続無失点と抜群の安定感を誇っていた。しかしこのオフに右肘のクリーニング手術を受け、現在はリハビリ中。「順調にまた動くようになってきているので、12月の中旬から後半にはボールを投げ始めて、トレーニングは後半戦やってきたものをオフでもしっかり続けてみたいな感じで、ちゃんとトレーナーさんと連携とってやっていこうと思います」と語った。
来季に向けて「後半戦、中継ぎで自分のいい感触を得たので、先発は最終的にはやりたいと思っていますけど、どちらもやらせてもらったらありがたいですが、中継ぎで来年は勝負したいと思います」と思いを口にした。