静岡市清水区の東海大静岡翔洋高に、静岡県内の高校では初めてとなる「ボルダリング専用ウォール」が完成し、22日に披露された。設置されたのは同校1階トレーニングルームの一角で、高さ4・5メートル、幅9メートル。95度、100度、105度と3段階の傾斜がつけられている。村上英治校長は「スポーツの多様化に対応することを考えた。中学や高校の体育の授業に採り入れたり、運動部のトレーニングなどに使ってもらえれば」とあいさつ。運用面などの様子を見て、26年度には正式な部活の発足も考えているという。
この日は東海大静岡翔洋小2年生の加藤陽さんや、同中3年の川口太造くんらが実際に壁を登るパフォーマンスを披露。小学5年時に競技を始め、焼津市内の施設で練習している同高3年の尾上沙羽さんは「やってみたい、と言っている友だちも多い。競技を始めるきっかけになると思います」と喜んでいた。