全国各地の名産品などが両国国技館で購入できる恒例の人気イベント「ひがしんビジネスフェア2024」が22日、東京・墨田区の同所で行われ、小池百合子・東京都知事がビデオメッセージを寄せた。「中小企業の優れた商品や技術を集め、新たな出会いでビジネスチャンスの創出を目指すことで、皆様の飛躍につながることを期待しています」と昨年に続き、祝辞が読み上げられた。
2003年から始まり、24回目の今年は、全国26の信用金庫から33社、総勢155社が出店。各地の名産品が集まり、人気のお菓子やパン、お弁当なども充実。一般客に無料開放され、国技館にも入れることから開場前から長蛇の列ができる人気イベントになっている。
全国規模のビジネスフェアとして食品販売業のほか、製造・建築業、サービス業、広告・印刷業、IT関連分野など幅広い業種の企業が一堂に集う機会だけに、主催者の東京東信用金庫・中田清史理事長は「多様な企業が業種や地域の垣根を越えて、両国国技館が新たなビジネスチャンスをつなぐ場となり、ともに輝かしい未来を創ることの一歩になることを願って『つながりが生む力で未来を創る』を今年のテーマに掲げた」と説明。地震や豪雨の被害から復興を目指す能登半島地域からの出店企業にも触れながら「本日のつながりから応援の輪を広げ、ともに力を合わせ、よい未来を築けるよう力をいただきたい」と話した。