◆大相撲九州場所13日目(22日、福岡国際センター)
西十両5枚目・友風(中村)が西10枚目・藤青雲(藤島)を突き落としで破り6勝7敗とした。
藤青雲のいなしを土俵際で残し、右を入れて体を入れ替え、最後は頭を押さえて突き落とした。
「体が動いてくれました。前の圧力があったから。昨日の相撲(伯桜鵬)がいい勉強になりました」と振り返った。7敗になって残り3日。追い詰められた状況にも友風は前を向いた。
「ボクだけかもしれませんが、7勝5敗からより5勝7敗の3日間をどう取るかが力士にとって大事だと思っています。若い力士には3勝2敗より2勝3の相撲が大事だとよく言っています。ボクはそのためにしっかり準備して臨むつもりです」と話した。
障害者手帳を所持する友風には勝ち星よりも大事なものがある。土俵に上がること。そして自分の信念を貫くことだ。