ドジャース・大谷翔平投手（３０）が２１日（日本時間２２日）、全米野球記者協会（ＢＢＷＡＡ）が選出するナ・リーグの最優秀選手（ＭＶＰ）に満票で選出された。史上１２人目となる３度目の受賞で、ＤＨ専任選手、移籍してリーグをまたいでの２年連続受賞はともに史上初。
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大谷が、ポスティングシステムでメジャー挑戦を目指すロッテ・佐々木朗希投手（２３）の活躍に太鼓判を押した。ＭＶＰ受賞発表後の電話会見で佐々木に言及。「彼の意見を僕は尊重していますし、どこのチームを選んでも彼なら素晴らしい成績を残せると思う」と断言した。
同じ岩手出身で、昨年のＷＢＣではともに日の丸を背負って世界一を達成。ドジャースが移籍先の最有力候補とされる中、現地記者から「勧誘をしたりするか」と問われた大谷は「特に勧誘ということはない」と否定しながら、佐々木の力がメジャーで通用すると明言した。
佐々木ら昨年のＷＢＣで共闘した侍ジャパンメンバーのことは気にかけているようで、「シーズン中も特に関係なく、去年（ＷＢＣで）プレーした選手たちとは連絡を取ったりはしているので、（佐々木も）本当に友達の１人として、自然に話をしている」と明かした。高卒５年目のオフにマイナー契約しか結べない（メジャー出場は可能）２５歳未満での米挑戦は、大谷がたどったと道と同じ。果たして来季、ドジャースで同じユニホームを着るのか。実現すれば、先発ローテーションに大谷、山本、佐々木と日本人が３人並ぶ可能性がある。