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【神宮大会】「160キロぐらい投げたろ~かな」創価大4強進出の立役者・189センチ左腕が進路を四国IL徳島に決めた理由

スポーツ報知 2024年11月22日 20時40分

◆第55回記念明治神宮野球大会▽大学の部準々決勝 創価大3-0富士大(22日・神宮)

 創価大(関東5連盟第1)が富士大(東北3連盟)とのリベンジマッチを制して、準決勝進出を決めた。ヒーローは先発した身長189センチ、体重103キロのジャンボ左腕・田代涼太(4年=帝京)だ。9回先頭から2者の出塁を許し、完封こそ逃したが、8回を4安打無失点と快投。育成も含め、ドラフト指名選手がスタメンに4人並ぶスター軍団との対戦を、こう振り返った。

 「同級生なので、あんまり考えなかったです。自分の実力を出せれば、そんなに大量失点はないと思っていた。とにかくチームを勝たせたかった」

 富士大は、昨年6月の大学選手権1回戦で2-5にて敗れた因縁の相手。その試合、田代は7回途中を3失点で敗戦投手になっていた。同じ相手に2度負けるわけにはいかない。右打者には外角へのツーシームを、左打者にはスライダー、カットボール、カーブを効果的に操り、凡打の山を築いた。学生生活の最後に、しっかりと雪辱を果たした。

 長身から繰り出される最速145キロの角度あるボールが武器のサウスポー。今秋ドラフトではプロ志望届を提出しながら、惜しくも名前は呼ばれなかった。新天地は四国IL徳島だ。

 「投手の育成に長けているので決めました。試合数も多いので、しっかり結果を残して、経験を積んでいきたい。160キロぐらい投げたろ~かなと思っています」とジョークまじりに意気込んだ。

 24日の準決勝では、早大と環太平洋大の勝者とぶつかる。「とにかく投球内容とか、どうでもいい。チームが勝てればいい。チームのためなら、どこでも投げたい」と田代。いざ、セミファイナル。秋の大学日本一まで、あと2勝だ。(加藤 弘士)

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