巨人の丸佳浩外野手が23日、子供たちに食事支援する「丸メシプロジェクト」の一環で、都内の中高生向けの施設を訪問した。食事などをともにして交流。「みんな元気そうで、そういう表情が見られてよかった。今日ここに来てる子供たちが食事を通じてより少しでも生活に彩りが出てくれれば」と振り返った。
お昼ご飯として肉巻きを振るまった後には、質問コーナーや語らい会を実施。緊張との向き合い方や切り替えの方法について考えを伝えた。高校3年時の9月頃に約1か月間、コンビニでアルバイトしていたことを明かすなど、貴重なエピソードも披露。最後はサイン会や記念撮影を行い、部屋中に笑顔の花が咲いた。背番号8は「みんなと話ができてよかったです」と声を弾ませた。
21年から行う同活動では「公式戦の安打数+四死球数の合計数×1万円」を様々な環境で育った10代を支援する認定NPO法人カタリバに寄付しており、今季は214万円(146安打、68四死球)を贈る。「去年が低かったんで、なんとか今年は最低限やれたかな。この活動を一つの励みにしてやるのは当然。来年あんまり低すぎると胸を張ってこられない。来年は今年以上の数字を取れるようにしたい」と決意を新たにした。