アジアウィンターベースボールリーグが23日、台湾で開幕した。
巨人、オリックス、ヤクルト、西武の若手による混成チーム・NPB白は開幕戦でCPBL(台湾プロ野球)山林と初戦を戦い、3―4で敗れた。巨人の最速159キロ右腕・田村朋輝投手は“開幕投手”を託され、3回打者11人に対して無安打無失点5奪三振と好投。最速150キロ超の直球を軸に、カットボールなどを交えながら得点を与えなかった。
山形・酒田南から22年育成ドラフト2位で入団。今年の5月には159キロをマークするなど、力強い直球が持ち味だ。10月のみやざき・フェニックスリーグでは制球力の向上に好感触をつかみ、渡台時には「コースへの投げ分けやゾーンとボールの使い方が良くなってきている。フェニックスでいい感覚で投げることができたので、台湾でもその感覚を続けていければ」と意気込みを語っていた。