◆ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12 スーパーラウンド 日本9―6台湾(23日・東京ドーム)
侍ジャパンが、台湾に快勝して、今大会1次リーグから無傷8連勝で2連覇を狙ってあす24日に東京ドームで行われる台湾との決勝戦へ弾みをつけた。国際大会は27連勝となった。試合前の時点で決勝のカードが日本―台湾で決まっていた中で事実上の“消化試合”となったが、出場機会の少なかった選手の活躍も光り、打線が10安打9得点と奮起した。
日本ハム・清宮幸太郎内野手(25)は、「7番・三塁」でスーパーラウンド3試合目で初スタメン。1、2打席目は左飛、右飛に倒れていたが、5―3と2点をリードした5回2死二、三塁のチャンスで、試合を決める右翼フェンス直撃の2点適時三塁打を放った。お立ち台に立ってヒーローインタビューを受けた清宮は「本当に勝ててよかったです。なかなか思うようなプレーができていなかったので、今日は思い切って楽しんでプレーしようと思った。(2点適時三塁打は)満塁で回ってきた(初球暴投で二、三塁になった)ので来たぞ、来たぞとワクワクした気持ちで楽しんで打席に入りました」と振り返った。
試合前には円陣の中心に立って紅林(オリックス)とともに「ここにいるファンの皆さんと、台湾チームに僕たちのチームワークの良さを見せたいと思うので、僕たち(となりに紅林)フュージョンします。僕たちのフュージョンが決まりそうだったら皆さん最後一緒に『ハッ!』をお願いします。なかなか決まったことないんですけど、ここで一発決めたいと思います。それでは行きます。いくよ、『フュージョン!、ハッ!』、絶対勝つぞー!」と声を張り上げて、ナインの緊張をほぐしていた清宮。大会2連覇へあと1勝となり「今日まですごくいい流れできているので、この勢いのままあしたも圧倒したいと思います」と気合を入れていた。