男子テニスで4大大会通算最多24勝のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が23日、自身のSNSを更新。来季のコーチに同3勝で今年のパリ五輪を最後に現役を引退した、アンディ・マリー氏(英国)が就くと発表した。
同じ年の2人はSNSに同じ動画を公開。2人の軌跡をたどり「少年の頃から対戦し、25年間、ライバルとして互いを高め合ってきた」などと紹介。最後にジョコビッチが「最もタフなライバルの1人が味方になる。コーチにようこそ、アンディ・マリー」と発表した。
現在世界ランキング7位のジョコビッチは、パリ五輪で金メダルを獲得し、悲願のキャリアゴールデンスラム(4大大会+五輪金メダル)を達成。9月末の上海マスターズ(中国)で準優勝して以降は大会に出場しておらず、前週行われた上位8選手のみが出場できるATPファイナルズも負傷を理由に欠場した。今後は出場大会数を絞ることも示唆している。
「BIG4」と呼ばれ長くテニス界をリードしてきた4人のうち、ロジャー・フェデラー(スイス)は一足早く22年に引退した。パリ五輪でマリーが、そしてラファエル・ナダル(スペイン)は今月19日の男子国別対抗戦デビス杯をもって引退。現役はジョコビッチのみとなっている。