TBS系「サンデーモーニング」(日曜・午前8時)は24日、斎藤元彦前知事の失職による兵庫県知事選が17日に投開票され、斎藤氏が再選したことを報じた。
斎藤氏は元尼崎市長・稲村和美氏ら他の無所属候補6人を退けた。自身のパワハラ疑惑などを挙げた告発文書問題への責任や知事としての資質を問われ、県議会で満場一致の不信任決議を受けて自動失職したが、出直し宣言を県民は受け入れた。斎藤氏は失職翌日の10月1日からは連日、つじ立ちの様子などをSNSで積極的に発信した。
番組では、斎藤氏が大逆転した背景にSNSがあったことを伝えた。中でも影響が大きかったのが自身のYouTubeチャンネルに多くの登録者を持つNHK党の立花孝志党首が今回の知事選に立候補し斎藤氏のパワハラ疑惑を否定する演説を繰り返し動画を次々に投稿したことを紹介した。一方で選挙戦中に稲村氏の「X」公式アカウントが2度、凍結され稲村氏は「ウソの通報によって選挙運動を妨害された」と刑事告訴するなど波紋が広がっていることも伝えた。
司会の膳場貴子アナウンサーは「これまでになかった選挙戦が展開されました。メディアとしても大きな転換点だったなと感じました」とコメントしていた。