ドジャースがG・ガエゴス投手(33)=ツインズ傘下3A=とマイナー契約を結んだと23日(日本時間24日)、米移籍情報サイト「トレードルーマーズ」が伝えた。
同サイトによると、右腕はド軍の春季キャンプに招待選手として参加し、アクティブロースターに入った場合は年俸250万ドル(約3億8500万円)、さらに150万ドル(約2億3000万円)の出来高が用意されているという。この契約には3つのオプトアウト期限も設けられており、ドジャースがメジャーに昇格させない場合はFAに戻ることもできるようだ。
ガエゴスは2017年にヤンキースでメジャーデビュー。18年途中にカージナルスに移籍すると、19年から23年の5年間では4シーズンで50試合以上に登板。自己最多の73試合に登板した21年からは3年連続で2ケタセーブを挙げた。23年のWBCにはメキシコ代表として出場。準決勝の日本戦では1点リードの9回にマウンドに上がるも、先頭の大谷翔平(当時エンゼルス)に右中間へ二塁打を浴びた。大谷が塁上で「カモーン!」と叫ぶと、雰囲気が一変。吉田正尚(Rソックス)に四球を与え、村上宗隆(ヤクルト)に逆転サヨナラ2点二塁打を献上した“あの投手”だ。
今季もカ軍で21試合に登板したが、肩の不調の影響もあり、8月に戦力外。ツインズとマイナー契約を結んだが、メジャー昇格は果たせなかった。それでも、ドジャースは救援陣の補強も今オフの課題の一つ。今季もWソックスから移籍したコペックらを“再生”させた実績があり、同サイトはメジャー通算311登板のガエゴスも復活する可能性を指摘している。