中日・福永裕基内野手が24日、ナゴヤ球場で契約更改に臨み、2060万円増の3500万円でサインした(金額は推定)。「しっかり評価していただいた」とコメントした。
2年目の今季は、4月下旬に初昇格を果たすと、その後はチーム事情に合わせて一塁・三塁・左翼の複数ポジションで出場。7月12日の阪神戦(バンテリンドーム)では、プロ初の4番を任されるなど、あらゆる起用法に応えた。
最終的には、111試合で111安打、6本塁打、32打点、9盗塁をマーク。また、規定未到達ながらも打率3割0分6厘、出塁率3割6分2厘、得点圏打率は3割1分8厘とハイアベレージを残した。
大きく飛躍した1年を「成績においてはほぼ全てでキャリアハイを残せた。ステップアップできたシーズンだった」と総括。一方、「規定打席に到達してないっていう上で、やっぱりチームに貢献できてない。まだまだ満足していいところではない。数字的にもまだまだ伸ばせる」と、視線をさらに上へと向けた。
28歳で迎える勝負の3年目は「規定打席到達」と「全試合出場」が目標。「成績の面でチームに貢献することももちろん、しっかりチームの中で引っ張っていける存在、勝てる集団にできるような存在になっていきたい」と力を込めた。